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2012年10月10日 水曜日

相続放棄

当サイトにお立ち寄り頂き,ありがとうございます。

早いものでもう10月ですね。

あと2ヶ月足らずで今年も終わりですね。

さて,
長引く不況で残念ながら倒産に追い込まれる会社も増えています。
会社の経営者はほぼ100%と言っていいほど,
会社の借金などについて連帯保証をしています。

会社が倒産すると,
連帯保証人である経営者の方のところにも
借金の請求が来ることになります。

多くの場合,会社が倒産すると経営者の方も一緒に
破産などの法的整理手続をとることになるのですが,
最近では費用がないために破産をすることもできないケースが増えています。

破産をしないということは,
連帯保証人の責任が残る,ということを意味します。

その状態で,連帯保証人が亡くなった場合,
借金の支払義務も相続の対象になります。

ですから,何もしないでいると
経営者の方の奥様やお子様が
莫大な借金を相続してしまうことになります。

法律上,
プラスの財産もマイナスの財産(借金のことですね)も相続しない,
「相続放棄」という制度が用意されています。

相続放棄を選択すれば,
莫大な借金は相続しないで済みますので,
相続人の方が借金に苦しむことは回避できます。

ですが,この相続放棄は
被相続人(上の例で言えば経営者の方)が亡くなったこと及び
自分が相続人になったことを知った時から
3ヶ月以内」にしないといけない,という期間制限があります。

この制限期間を過ぎてしまうと
相続放棄はできなくなってしまいます。


相続放棄は最後の債務整理の方法として
安価に,かつ,簡単にできる制度です。

今後,債務整理の方法としての利用が増えるかもしれません。

相続放棄には「3ヶ月以内」という期間制限がある

このことは是非ご注意頂きたい事項です。



投稿者 南舘・北川・伊藤法律事務所

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