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2012年12月27日 木曜日

遺言・相続問題は裕福な家庭特有の問題????

当サイトにお立ち寄りいただき,ありがとうございます。


タイトルにも記載しましたが,

「遺産相続で揉めたり,遺言書を書くような家庭は,何億円もの財産のある裕福な家庭の話。うちはそんなにも財産がないから関係ない。」

そう思っておられる方は多いのではないかと思います。

では,実際にそうなのでしょうか。
現実は異なります。

最高裁判所の統計によると,
遺産分割を巡る争いが家庭裁判所まで持ち込まれた件数は
平成16年度に1万件を突破し,
現在も1万件を超える水準で推移しています。

同じく最高裁判所の統計によると,
遺産分割で争いになった事件の遺産の価格別の構成は,

0円~1000万円  約31%
1000万円~5000万円 約45%
5000万円~1億円 約11%
1億円~5億円 約7%
5億円超 約0.5%

となっています。

遺産総額が5000万円以下の事件が全体の約76%を占めていますし,
遺産総額が1000万円以下の事件も全体の約31%もの割合を占めるのです。


何億円単位の遺産を巡って争いになるケースよりも数百万円単位の遺産を巡って相続人同士で争いになるケースが多いのです。

「相続人」同士は兄弟や姉妹であることがほとんどですので,
数百万円単位や1000万円単位の争いのために兄弟姉妹の関係がこじれ絶縁状態になることも決してまれではないのです。


「遺言や相続問題は裕福な家庭特有の問題?????」


決してそんなことはありません。


むしろ,ほとんどの方にとって本当に身近に起こり得る問題なのです。

投稿者 南舘・北川・伊藤法律事務所

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