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2013年2月 1日 金曜日

非嫡出子の相続について

こんにちは、弁護士の北川ひろみです。

今日から2月が始まりましたね。
あっという間に過ぎてしまった1月でしたが、
安倍新政権のもと、新しい政策が次々打ち出され、
相続対策に関しても、孫への教育資金の贈与に関する減税
など、気になる動きがみられました。

裁判例に関しては、非嫡出子の相続分についての規定が
憲法違反であるとする判決が出た(言渡は11月とのことで
す)ことが、報道されました。非嫡出子(ひちゃくしゅつし)
とは、婚姻をしていない男女の間に誕生した子のことをい
います。民法900条は、この非嫡出子の相続分を、嫡出子
(婚姻している男女の間に誕生した子)の相続分の2分の
1と規定していますが、この規定が、憲法の定める法の下
の平等に反するのではないかという議論です。

この点に関して、最高裁は、違憲ではないとの判例を維持し
ていますが、高裁レベルでは、事案によって、この規定を適
用することは憲法に反するとの判決が出ています。報道され
た判決は、地裁判決ですが、この流れに沿ったものです。

確かに、子どもは、どのような関係の両親から生まれるかに
ついて、何の選択権もありませんし、責任もありません。
また、近年、夫婦や親子のあり方は多様化しており、我々の
意識も変わってきています。ヨーロッパをはじめとする海外で
も、相続分を平等にすることが趨勢となっています。今後、明
治時代に設けられた内容のこの規定を、いつまで維持してい
くのか、立法的解決も含め、議論するときに来ているように感
じます。










投稿者 南舘・北川・伊藤法律事務所

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