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2013年3月 1日 金曜日

相続税の基礎控除の改正

当サイトにお立ち寄り頂き,ありがとうございます。
弁護士の伊藤崇です。

相続税の基礎控除が改正される運びになりました。

相続税は,基本的には
遺産総額から基礎控除額を差し引いた残額に課税されます。

ですから,
遺産総額が基礎控除額の範囲内であれば
相続税は課税されないことになります。

つまり,
遺産総額-基礎控除額<0
であれば,相続税は課税されないことになります。

この基礎控除額は,現在,
5000万円+法定相続人の人数×1000万円
で計算されます。

ですから,
遺産総額が6000万円
法定相続人が3名というケースでは,
基礎控除額は8000万円(=5000万円+3名×1000万円)になりますので,相続税は課税されないことになります。

改正案では,基礎控除額は
3000万円+法定相続人の人数×600万円
で計算されることになりました。

ですから,
先程のケースでは,基礎控除額は4800万円(=3000万円+3名×600万円)になりますので,
遺産総額6000万円が基礎控除額を上回りますから,相続税が課税される可能性が出てきます。

基礎控除の減額は、平成27年1月1日以降の相続から適用される予定です。

今回の改正で相続税の課税対象者は増えることは確実で,
特に地価が高い,都市部ではその傾向は顕著と言われています。

納税資金の準備という難問に直面する御家族が確実に増えます。

相続の事前対策の必要性がますます高まっていると言えます。

投稿者 南舘・北川・伊藤法律事務所

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