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2013年4月 5日 金曜日

成年後見について考える①

こんにちは、弁護士の北川ひろみです。

いよいよ春爛漫。桜の花は散りかけていますが、プロ野球も開幕し、
食卓に春の食材が並び・・・と、皆様、待ちわびた春を楽しんでおら
れることと思います。

さて、今日は、成年後見制度について、お話したいと思います。
成年後見制度とは、判断能力の不十分なかたを保護するために、
後見人等を選任して、後見人等がそのかたの判断能力を補ってい
くという制度です。

成年後見には、大きくわけて、①法定後見と②任意後見がありま
す。
  ①法定後見:判断能力が失われたり不十分になり、自分で後
          見人等を選ぶことが困難になったときに、裁判所
          の手続により後見人らが選任される場合
  ②任意後見:判断能力が十分備わっているか、衰えたとしても
          その程度が低く、自分で後見人を選ぶ能力を備
          えている場合
 簡単に言うと、
将来、自分が痴呆症などになったときに備えて、元気なうちに、
自分を補助してくれる人を選任しておくか(→任意後見)、
それとも、実際に能力が衰えたときに、周囲の人が裁判所に後見
人選任申請してくれることに任せるか(→法定後見)、の違いです。

 例えば、
配偶者やお子さんがおられない方が、将来のご自分の財産の管
理や介護などを心配され、予め、任意後見制度を利用して、安心
して老後を迎えられるように手続をされたり、
あるいは、親御さんが認知症になられたため、施設での生活費や
医療費などを親御さんの口座から支払いたいけれど、親御さんに
は口座の引出手続をできるだけの判断能力がなという場合に、
お子さんが裁判所に後見人の選任を申請して後見人を選んでもら
い、後見人が口座の出し入れをはじめとする財産の管理をすると
いった具合です。

 人は加齢とともに、否応なく判断能力が衰えてきます。その上、
少子高齢化社会を迎え、簡単には周囲の助けを期待できない状
況になってきています。そのため、任意後見・法定後見、いずれ
もその重要性がとても高まってきています。
 
 
 私どものサイトにおいてもご説明させて頂いていますが、この
ブログでも、引き続き、成年後見制度を取り上げて、いろいろ
お話していきたいと思います。
 どうぞ宜しくお願いいたします。





投稿者 南舘・北川・伊藤法律事務所

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