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各種名義変更など

不動産の名義変更

遺産分割協議が成立したら、預貯金・株式など、財産の名義変更・口座解約の手続を行います。
その中で最も重要なのは、不動産の相続登記です。
登記を忘れると、さらに次の相続が発生した場合、権利関係が複雑になります。

名義を変更していないと…以下のような問題が出てきます。

こうなる前に、早めの手続きをオススメします。

例1)遺産分割協議書が作成されたことで安心してしまい、自宅土地建物の名義を自分名義に変更することをしばらく放置していた後に起きたトラブル

前提:父親、母親、子ども2人(長男、次男)という家族構成で父親が他界しました。
次男は事業に失敗していて多額の負債を抱えていました。
父親の遺産は自宅土地建物と預貯金がありました。
母親と子ども2人で遺産分割協議をし、「自宅土地建物は長男が相続し、次男には負債返済に充てさせるために預貯金の一部を相続させる」という内容の遺産分割協議が成立し、その旨の遺産分割協議書が作成されました。

長男は、遺産分割協議書が作成されたことで安心してしまい、自宅土地建物の名義を自分名義に変更することをしばらく放置していました。
その間(長男名義への変更をしない間)に、次男の債権者の1名が、自宅土地建物について相続登記(法定相続割合に従って相続したものとする登記。従って母2分の1、長男4分の1、次男4分の1の共有状況の登記がなされる。)をしてしまい、次男の4分の1について抵当権設定登記をしてしまいました。
長男はこの債権者に対して抵当権設定登記を抹消するよう求めましたが、
債権者は「遺産分割協議の内容は次男から知らされていないし、自宅土地建物の登記簿を見ても長男名義になっていなかったので、長男が相続したものとは知らなかった」と主張して抹消に応じませんでした。

このように名義変更をしていないと第三者と手続きで紛争になるおそれがあります。

例2)祖父の名義になっている土地を売却しようとしたところ、
不動産仲介業者から「祖父名義のままでは売れません」と言われ、名義変更をするよう求められました。

戸籍を取り寄せて相続人調査をしてみたら、次の3つのことが判明しました。
1)祖父には3人の子どもがいた。
2)その3人の子どもは、皆結婚していて、それぞれ3人の子ども(祖父から見たら孫)がいた。
3)自分の父も含めて祖父の子ども3人は皆亡くなっていた。

そして、現状の相続人は、3人の子どもの配偶者+各々の子ども3人の計12名(3人×4人)にも上ることが判明しました。
不動産仲介業者にどうしたらいいか相談したところ、12名全員で遺産分割協議をして遺産分割協議書を作成するか、その不動産を売ることに関して12名全員の同意を取り付ける必要があるとのことでした…。

このようなことになる前に、手続をしていればいざという時に面倒なことになりません。
早めの対策をお勧めします。

その他、たくさん手続が必要です。

預貯金の名義変更

銀行、郵便局、JA等へ

株式・国債の名義変更

証券会社または信託銀行へ

保険関係(生命保険・損害保険等)

各保険会社へ

自動車の名義変更

陸運局へ(ディーラーによっては代行可)

ゴルフ会員権

ゴルフ場へ

借地、借家

地主または家主へ

クレジットカード

クレジットカード会社へ

預貯金や賃貸借契約の賃貸人も相続の名義変更のひとつです。

例:被相続人が賃貸人の場合、賃貸していた建物を相続すると、賃貸人の地位を相続します。
【建物について登記をする】⇒【賃貸人の変更を賃借人に知らせる】⇒【賃料支払先の変更を賃借人へ知らせる】⇒【契約書の再締結などの賃貸人変更手続】をすることになります。

ひとつを相続しても様々な種類の手続きが必要になります。 スムーズに手続きを進めるためにも、まずはご相談下さい。
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